Best News13 <はやぶさ2>分離のマスコット、リュウグウへの着陸確認 (毎日新聞)

ドイツ航空宇宙センター(DLR)は3日、DLRがフランス国立宇宙研究センター(CNES)と共同開発した小惑星探査のための小型着陸機「マスコット」が、日本の探査機「はやぶさ2」から計画通りに分離され、目標の小惑星リュウグウへ着陸したことを確認したと発表した。

マスコットは3日午前11時ころに「はやぶさ2」から分離され、約20分後にリュウグウ表面に着陸した。マスコットは正常に機能しており、搭載するカメラでの撮影にも成功したという。

DLRが発表したプレスリリースの主な内容は以下の通り。

◇マスコットが小惑星リュウグウに無事着陸
地球から約3億キロメートル離れた小惑星リュウグウに新たな住民が生まれた。
2018年10月3日午前10時58分(日本側の発表は午前10時57分)に日本の探査機「はやぶさ2」から首尾よく分離した。国際的な技術者、科学者が、マスコットによる小惑星の表面上での観測に取り組む16時間が始まった。

前日(2日)、日本の「はやぶさ2」がリュウグウへ向かって降下を始めた。マスコットは高度51メートルで放出され、地上を歩く人よりも遅いスピードでリュウグウの重力によって自由落下し、目的地の小惑星に降りた。ドイツ航空宇宙センター(DLR)のコントロールセンター(ドイツ・ケルン)では、プロジェクトマネージャーのトラミ。ホー氏が「着陸機から届いたデータから、探索機から分離されており、およそ20分後に小惑星表面に着地したことがわかった」と話した。プロジェクトチームは現在、マスコットとコンタクトを取っている。

分離はこのミッションのリスクの一つだった。マスコットが計画通りに「はやぶさ2」から分離しなかった場合、プロジェクトチームはこの問題を解決することは難しかった。しかし、すべてが順調に進んでいる。既に、小惑星の降下中に、広角カメラの電源が入り、20枚の写真を撮って、「はやぶさ2」に送信した。「カメラは完璧に機能した」とDLRのカメラを担当した研究者、ラルフ・ジャーマン氏は話した。
磁力計も電源が入れられ、きちんと機能することが確認された。磁力計を担当した独ブラウンシュバイク工科大の担当者は「分離の瞬間、期待した通りの数値を確認できた」と説明した。

マスコットは分離から約20分後にリュウグウ表面に静止した。今、プロジェクトチームはマスコットから地球へ送られてきたデータを分析している。マスコットは、重りを回転させることによって姿勢を正すことができるが、自律的に観測のための正しい姿勢で静止し、観測を始めたとみられる。マスコットが計画された4つの観測機器によるすべての測定を終えると、別の場所へ移動する予定だ。

小惑星の異なる場所からデータを受け取ることに成功すれば、初めてのことになる。ラルフ・ジャーマン氏は「マスコットでは太陽系のもとになったと見られる物質を小惑星で直接分析する貴重な機会だ」と話す。マスコットで取得したデータと「はやぶさ2」が2020年にリュウグウから地球へ持ち帰るサンプルを使って、小惑星についてより学ぶだけではなく、太陽系の形成についても学ぶことができるだろう。「小惑星は非常に原始的な天体だ」

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